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BRDFとは?

表面反射のイメージ図
表面反射のイメージ図

BRDF(Bidirectional Reflectance Distribution Function) とは、日本語では双方向反射率分布関数と呼ばれ、ある特定の角度から光を入射した時の反射光の角度分布特性を表します。標準反射板やコーティング材などの表面の光学特性(反射特性)を示す値として、光学シミュレーション等の分野で使用されます。

入射角θ1(度)
0 15 30 45 60 75 90
反射角θ2(度) 0 0 5 5 3 2 0 0
15 5 15 30 5 3 0 0
30 5 30 70 30 5 0 0
45 3 5 30 80 20 10 0
60 2 3 5 30 70 20 0
75 0 2 2 2 20 15 0
90 0 0 0 0 0 0 0

BRDFデータのイメージ図

※実際のBRDFデータはθ2について、半球(2π方向)について表します。

BRDFは表面反射の状態をより詳細に表すものです。

参考情報


正反射のイメージ図

一般的に、鏡のようなフラットな平面で反射された光は、ほとんどの光は正反射となり、入射角=反射角を満たす角度へ反射されます。

拡散反射のイメージ図

それに対し、表面が完全にフラットでない面や光沢のない面にて反射された光は、全方向に拡散され、その拡散光は角度依存性があります。反射光の角度依存性は、表面状態・材質により大きく依存します。

基礎知識

測定システムのご紹介

表面、塗料、コーティング、液体、粒子などのサンプルの双方向反射率分布関数(BRDF)、双方向透過率分布関数(BTDF)を測定するために設計された全自動測定制御式の高精度ゴニオメータ測定システムです。
一台でサンプルの拡散透過特性と拡散反射特性が測定できる分光測定システムです。照射と受光の2軸を手動にて、任意の角度にて簡易的に測定を行えます。また付属する反射プローブを使用する事で、同軸による垂直反射測定にも対応可能です。

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