基本システムはマルチチャンネル分光器、2インチ積分球、校正ランプ(専用電源付属)、NDフィルタ、フィルタホルダ、そしてシステムソフトウェアで構成されます。この基本システムだけでも小型LEDの全光束測定が可能です。校正用光源は常に積分球に設置され、測定するサンプルを設置した状態でシステムを校正する事が可能ですので、サンプルによる自己吸収を補正する必要はありません。
また基本システムは光ファイバを使用せず、分光器に直接積分球を取り付けております。そのため光ファイバによる減衰を抑え、微弱な発光のLEDでも高感度・高精度に測定する事が可能です。
専用ソフトウェアによってシステムは制御され、全光束、光度、配光、L-I-V特性、単パルスの測定をおこなうことができます。
砲弾型のように小さなLEDであれば、LCS基本システムによって、全光束測定ができます。NDフィルターを適切に選択することにより測定範囲は次の通りになります。
また、LCSシリーズ専用として6インチ積分球が用意されています。さらに、積分球取付けキットを介し、大型の全光束測定用積分球に接続することで、大きなサンプルにも対応できます。
専用電源24XX-LCSを使用する事で単パルス測定やL-I-V測定、そして経時変化測定を行う事ができます。単パルス測定は、分光器が測定をする前に何秒間LEDを点灯させるか設定し、常に一定の条件のもとで測定を行う事が可能です。こちらの機能によりLEDの発熱による測定誤差を軽減します。
LCS-100基本システムの2インチ積分球に、高度測定用アダプタを接続することで、CIE Condition AまたはBでの光度測定を可能にします。